HEMSとは?HEMSのメリットや仕組み

HEMS(ヘムス)とは、エネルギーの「見える化」と一元管理を実現する、家庭で使われるエネルギーを管理するシステム(Home Energy Management System)です。政府が2030年までにすべての住まいに設置することを目指しているHEMSの仕組みやメリット、補助金についてわかりやすくご解説します。

❶HEMSとは

➋HEMSに出来る2つのこと

・エネルギーの「見える」化

・エネルギーの一元管理

❸HEMSの仕組み

・HEMSの基本的な仕組み

・各メーカーのHEMS

➍HEMS設置の留意点

・共通規格「ECHONET」

・国の補助金

・地方自治体の補助金

➎まとめ

・エネチェンジプラン診断で電気代を比較!

住宅を購入しようと思ったがHEMSという耳慣れない言葉を聞いた・・・

節電に役立つって聞いたけど・・・

省エネに関わる部分のほとんどで聞かれるこのHEMSという言葉。

これは政府の省エネ社会実現の核にしてエコ意識を高め電気代を安くするシステムです。

住宅の新しいスタンダードになりはじめている「HEMS」について特集します。

HEMSとは

HEMSとは通常ヘムスと発音し、「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略になります。
政府は2030年までに全ての住まいにこのHEMSを設置することを目指し、補助金などの施策を行っています。HEMSはこれからの住宅の標準装備となっていくのです。

HEMSを使うことで例えばこのような節電効果が見込めます。

古いエアコンの電気使用量の無駄に気づき、買い換えで年間18,000円の節電。

エアコンの買い替えによる節電効果は15年前とくらべて43%にも!

洗濯機の洗濯乾燥を電気料金の安い時間に行うことで、年間8,345円の節電(東京電力の朝得プランの場合)。

知らなかった!家電にかかる電気代と節約法のまとめ

HEMSにできる2つのこと

HEMSに出来ることは以下の2つです。

  • エネルギーの見える化
  • エネルギーの一元管理

エネルギーの「見える」化

HEMSを設置することで、自宅の電力使用量をコンセント単位まで把握することが可能になります。また、ガスや水道との連携も可能で、家で使う全てのエネルギーを数値として見えるようにしてくれます。

エネルギーがリアルタイムで具体的な数字で見えることによって、以下のメリットが考えられます。

  • 待機電力レベルで消費電力を把握できるので、一目で様々なムダが分かる
  • 毎日や毎週のエネルギー利用をグラフで見ることができるので、節電節約のモチベーションに繋がる
  • キャラクターやスタンプ機能が付いているものもあり子供の情操教育になる

エネルギーの一元管理

家電をネットワーク化し、遠隔制御、または自動制御を可能にします。

そこでHEMSを用いることによって

  • 外出先から家電製品を操作
  • 電気代が安い時間に自動運転することで節電
  • 電気代が高い時間は節約運転で節電

ということが出来るようになります。

つまり夜中の電気代が安い時に洗濯機や食器洗い機を動かし、日中などの電気代が高い時にエアコンの設定温度をさげる節電を「自動」でおこなってくれるのです。
もちろん外出先でエアコンを消したり、帰宅する前に暖房で部屋を温めておくことなども可能になります。

HEMSやスマートメーターと電力自由化とはどんな関係があるの?

HEMSの仕組み

HEMSの基本的な仕組み

電気量を測る機械を配電盤等に設置し、インターネットで情報を共有します。
それによって電力使用データを自宅のパソコンやPCで確認することが可能です。また自宅にwifi環境がないなど、必要な場合にはHEMSのコントロールモニターを購入して確認することも可能です。

各メーカーのHEMS

主要なメーカーのHEMSを紹介します。
価格は必要な設備が各住宅によって大きく異なるので、問い合わせが必要です。

因幡電機産業株式会社

 

パナソニック

パナホームやパナソニック製品と連動した住宅全体のHEMS設備が得意。10万~30万円(工事費別)。

シャープ

配電盤工事の必要がないコンセントに指すタイプのHEMSを販売しています。74,000円~(工事費不要)。

三菱電機

電気自動車との連携強化が特徴。本体価格51000円~(オプション+工事費が必要)

東芝

東芝製家電との連携で、掃除ロボットの掃除開始や室内撮影も可能。基本構成78,000円~(工事費別)

HEMS設置の留意点

HEMSは基本的に新築、リフォーム、後付けのどれでも設置することが可能です。
ここでは、HEMSを設置する前に是非抑えておいてほしいポイント「共通規格ECHONET」と「補助金」を紹介します。

共通規格「ECHONET]

HEMSで接続できる電化製品は電力使用を測るだけならメーカー等問いませんが、遠隔操作などを行うためには「ECHONETLite」という規格に対応した製品でなければいけません。多くの企業がHEMS機器を販売していますが、東芝やPanasonicといった家電メーカーの家電製品を揃えたほうがよりHEMSを有効活用できるのは、現状間違いありません。